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当サイトに掲示板を設置したのは2000年の夏ですが、それ以来掲示板を通じて多くの方々から鍵盤ハーモニカに関する情報をいただきました。当掲示板は100件以上の書き込みは古い順に消えていってしまうのですが、そのまま消えてしまうには惜しい情報も多く含まれていますので、ここに記録として残すことにしました。もちろん今後の書き込みに対しても有意義であると管理人が認めた情報に関しては、このページに残していきます。みなさんで情報を共有しましょう。

【注意】記述についてはなるだけ正確な情報を記すように心がけていますが、とにかく情報量が少ない分野のことですので、今後内容が変更されることがあります。また、基本的には情報収集はネット上で行っており、文献を調べて裏をとることは今のところしておりませんので、必ずしも正しい内容であるとは限りません。ご了承下さい。情報提供は随時募集します。

FAQの答えは掲示板などで得た情報を元にした管理人個人としての回答であり、情報の正確さを保証するものではありません。




■FAQ

鍵盤ハーモニカのシェアは?(人気のあるメーカーは?)
 →(答)管理人の調査能力を超えた質問です。正確なパーセンテージなどは答えられません。

鍵盤ハーモニカっていくらするの?
 →(答)メーカーや機種によります。楽器メーカーのサイトやネットショップなどで調べてください。

海外の小学校では鍵盤ハーモニカって使われてるの?
 →(答)管理人の調査能力を超えた質問です。少なくとも正確な情報については答えられません。但し、この件について今後調査することは検討しています。

ここに来る方々はどんな音楽を聴いてるの?
 →(答)管理人にも想像がつきません(笑)。僕自身はわりと好き嫌いなくなんでも聴きますが、自室のCDを見るとクラシック・ジャズ・ロック・テクノが多いですね。だからといって貴方にそれを聴くことを強制はしません(笑)。

製造・販売中止モデルの入手方法は?
 →(答)楽器屋で中古を見つけるか、ネットオークションを利用してみてはいかがでしょうか。

鍵盤ハーモニカはどこで入手できるの?
 →(答)楽器屋さんです(笑)。大都市圏の大きな楽器店なら、置いてあると思います。またYAMAHAでYAMAHA以外のメーカーのモデルを売っていることもあります。近くに楽器屋がないという方や、最初から欲しいモデルが決まっている場合はネットショップを利用してもいいでしょう。

○○ってどんな音がしますか? 使い勝手はどうですか?
 →(答)ここで全モデルの音色比較はできませんので、僕が所有するモデルについてのみ簡単に説明します。但し、以下の文章は僕の主観です。最終的には貴方自身が御自分で判断するべきだと思います。

HOHNER Melodica Piano 36:
タッチは柔らかく深めで、かなりキークリックノイズは大きいです。ベルト部分が堅いので、手に突っ込んで長時間演奏すると左手に負担がかかると思われます。マウスピースはトランペット型とリコーダー型がありますが、リコーダー型はクランクタイプなので人によってはかえって扱いにくいかもしれません。鍵盤ハーモニカとしては高価ですが、とにかく老舗メーカーのハイエンドモデル。音は文句なしです。ルックスもクール。

HOHNER Melodica Soprano:
鍵盤部分はボタン型を採用しており、通常の鍵盤とは扱い方が違うので要注意。音は葦笛のような感じで他のモデルに比べて可愛らしい音がすると思います。

SUZUKI Melodion Pro 37 v2:
国産モデルならば、僕はこのモデルをお薦めします。ルックスの美しさ、ブレスコントロールのしやすさ、キータッチなど、よく考えられた作りだと思います。強いて言えば、手に持って長時間演奏するには重たいこと(1kg)くらいでしょうか。

SUZUKI Melodion S-32:
高音域の美しさは一聴の価値あり。アルトと同じ音域を同じように吹いてもニュアンスがちょっと違って聴こえるのはボディの構造の違いかもしれませんね。但しベルト部分が小さく、大人の手では入りません。持ち方に工夫が必要です。

SUZUKI Melodion B-24:
低音域はさすがになかなかの迫力。さらに吸っても音が出る場所もあります。ボディは他のモデルに比べてかなり厚いが、それほど持ちにくいとは感じません。また、鍵盤もピアノやキーボードの鍵盤幅に一番近いため、フィンガリングではそれほど苦労しないと思います。ブレスはどのモデルよりも大量に必要な為、このモデルでのロングトーンは難しいでしょう。

子供用にはどのモデルがいいですか?
 →(答)コンパクトなモデル(25鍵か32鍵のもの)がいいと思います。

ジャズピアニカってなんですか?
 →(答)僕もよくわかりません(苦笑)。『ジャズピアニカ』と書くと何か特殊なジャンル、或いは特別な楽器の種類のようにも解釈できますが、僕は単純に『ピアニカでジャズを演奏する』と解釈しています。

昔のカタログは入手可能ですか?
 →(答)各メーカーに問い合わせてみてください。それ以外の方法だと、オークションサイトなどで探すしかないでしょう。もしかしたら楽器屋さんに余った古いカタログが残っているかもしれません。

鍵盤ハーモニカってどうやって持つの?
 →(答)貴方が演奏しやすいように持てばいいんじゃないでしょうか…これじゃ回答になってませんね(苦笑)。メロディカのマニュアルには写真付きで持ち方の説明がされていますが、必ずしもそうでなければいけないというものでもありません。やはり『貴方が演奏しやすいように持つ』のが一番いいのではないかと思います。

エフェクターの使い方は?
 →(答)僕はエフェクターを鍵盤ハーモニカに対して使ったことはほとんどありません。リヴァーブをかけた程度ですね。この件についてはポールさん主催の『Sing, R. Sing! The KENBAN-Harmonica Website』が参考になるでしょう。

鍵ハモをショルダーキーボードのように使うには?
 →(答)ストラップを付ければそれらしく使うことが可能だと思います(僕は試していないのでわかりません)。

マイクは鍵盤ハーモニカのどこを狙うのがいいの? ヘッドセットマイクは使えるの?
 →(答)僕も過去何度か鍵盤ハーモニカの録音を経験していますが、この楽器はかなりエンジニア泣かせのようです。複数箇所から音が飛んでいるようで、エンジニアによって狙う位置も違うようです。立奏の場合は『鍵盤側を狙う』『手ベルト側を狙う』のどちらかが多いですね(Melodion Pro 37 v2の場合はトーンホールを狙ってもいいかもしれません)。卓奏の場合は、鍵盤部を上から狙う形になります(ライヴハウスのPAさんの話では、今のところこれが最良とのことでした)。ヘッドセットマイクについては一度ISOMAXのヘッドセットマイクで試したことがありますが、あまり具合は良くなかったように記憶しています。

楽器の管理方法は?
 →(答)『メンテナンス』ページを参照してください。

どうやったら演奏がうまくなりますか?
 →(答)一日10分でも構いませんから『毎日練習すること』ですね。鍵盤テクニックについてはピアノやキーボードの、ブレスコントロールやタンギングについては木管・金管楽器のメソッドが多数ありますので、それらも参考にしてみてください。あとはいい演奏をたくさん聴くことが大事だと思います。

鍵盤ハーモニカは日本以外ではどう呼ばれているの?
 →(答)管理人の調査能力を超えた質問です。答えられません。因みに海外のサイトでも名称はまちまちです。まだ世界共通の名称は決まっていないのかもしれません。

鍵盤ハーモニカの鍵盤幅は何故ピアノと同じじゃないの?
 →(答)HOHNER Melodica Pianoの鍵盤幅はピアノに合わせているのではなく、アコーディオンに合わせているんだそうです。その他のモデルについてはなぜそうなったのかはわかりません。(情報提供:kjさん)

ホース(卓奏用唄口)とマウスピース(立奏用唄口)、どっちがいいの?
 →(答)これは好みによりますね。僕はマウスピースをよく利用しますが、もちろんホースを愛用している方もたくさんいらっしゃいます。

鍵盤ハーモニカを自分の好みの色に塗りたいんだけど…
 →(答)貴方が鍵盤ハーモニカを分解・再組立できるなら可能かもしれません。塗装についてはポールさん主催のサイト『"Sing, R. Sing! The KENBAN-Harmonica Website』に記事がありますので、そちらを参考にしてください。

鍵盤ハーモニカにマイクを内蔵したいんだけど…
 →(答)『カスタマイズ』ページを参照してください。

「ターミネーターマイク」ってなんですか?
 →(答)こちらを参考にしてください。マイキングに於ける一つの回答例ですね。

「メロディオン」ってボタン式アコーディオンと名前がかぶってるんですけど…
 →(答)カタカナで書くと確かにそうですね。しかしアルファベット表記すると、鍵盤ハーモニカは"Melodion"、アコーディオンは"Melodeon"です。紛らわしいのは日本国内だけの問題かもしれませんね(苦笑)。

鍵盤ハーモニカの唄口ってバラ売りしてるの?
 →(答)しているメーカーもあります。詳しくは各メーカーのWebサイトなどで調べてください。

音域によって鍵盤ハーモニカのレスポンスが違うんだけど…
 →(答)これは鍵盤ハーモニカの仕様です。各メーカーさんに頑張って改善してもらうしかないようです。

鍵盤ハーモニカに向いている楽曲を教えてください。
 →(答)貴方が「演奏したい!」と思った曲が、貴方にとっての『鍵盤ハーモニカに向いている楽曲』だと思います。作曲・編曲などの詳細についてはhijiriさん主催のサイト『hijiriの音楽室』を参考にしてください。

鍵盤ハーモニカのピッチを正確にしたいんだけど…
 →(答)ピッチ調整は個人でも可能ですが、難易度の高い作業であり、且つ根気も必要だと思われます。ポールさん主催のサイト『"Sing, R. Sing! The KENBAN-Harmonica Website』に記事がありますので、そちらを参考にしてください。

海外メーカーの鍵盤ハーモニカの入手方法は?
 →(答)一部のモデルは国内でも入手可能ですが、それ以外のモデルについてはネットショップを利用するしかなさそうです。ネットショップについては当サイトの『リンク』ページなども参考にしてください。

左利き用の鍵ハモってあるの?
 →(答)少なくとも僕は左利き用モデルは見たことはありません。あったら面白いかもしれませんね。裏ワザとして、つば抜き側から吹くことで、左手で演奏することも可能のようですが、僕自身は試したこともないし、あまりお薦めはしないでおきます(笑)。

フリーリードはなぜ「フリーリード」と呼ぶの?
 →(答)そんなこと僕に聞かれても困ります(笑)。一応『歴史』ページ内「定義」に簡単に記していますが、それ以上の事を知りたい場合は、楽器学の書籍やWebサイトを参照してください。

鍵盤ハーモニカ用の弱音器ってあるの?
 →(答)日本の住宅事情を考えると必要なものかもしれませんが、2003年4月現在、商品として市販されているものはありません。各自で工夫していただくしかないようです。

鍵盤ハーモニカって吹く楽器? 弾く楽器?
 →(答)僕は吹く楽器だと思っています。

鍵盤ハーモニカの寿命ってどのくらい?
 →(答)ユーザーの扱い方にもよりますが「母親が子供の頃に使っていた鍵盤ハーモニカを娘が使い続けている」という例もあるので、数十年愛用することも十分に可能だと思われます。

鍵盤ハーモニカのメーリングリストってないの?
 →(答)国内ではまだ確認できていませんが、海外にはいくつか鍵盤ハーモニカについてのメーリングリストがあるようです。また2003年4月現在、当サイトがメーリングリストを作る予定はありません。

鍵盤ハーモニカの練習はどこですればいいの?
 →(答)自宅で練習ができる幸運な方以外の場合、日本の住宅事情を考えると結構厄介な問題ですね。お金がかからずに済むのは『公園など、野外で練習する』ことです。人前で演奏する度胸もつくと思います。「いきなりそんなことできない」という方は練習スタジオなどを利用するしかないでしょうね。また少数意見として『リードを外した鍵盤ハーモニカを利用する』『MIDIメロディオンを利用する』という方法もあります(但しMIDIメロディオンは現在発売されていません)。



■奏法関連のTIPS

・ドレインボタンを早く押すことでトレモロ効果が得られるかもしれない。
・バスメロディオンは吸っても音が出る音域がある。



■掲示板上で紹介された鍵盤ハーモニカ・ミュージシャン(敬称略)

しょぼたま(たまのバンド内ユニット)
Donald Fagen(セッションで使用経験あり)
KANKAWA
夏秋文彦 (Uoo Moo)
はじめにきよし
ピアニカ前田
Damon Albarn (from Blur)
ポール
Augustus Pablo
中浩美 (Pipianican)
P-blot
salu de chop (Portable8)
国府弘子
坂元一孝 (T's Color etc.)



■掲示板上で紹介された鍵盤ハーモニカ関連アルバムなど

『東京フルーツ』(たま)
『ナゾの楽器アコルディーナ』(Francis Jauvain)KICC-304
『遊聲』(T's Color)YRCD-002/TS
『Mari Music』(Damon Albarn)
『NHK教育TV番組「ふしぎいっぱい」オープニングテーマ』(はじめにきよし)
1998年・ダイハツ MOVEのCM『スパイダー』(山下洋輔)
2003年・HOYU BeauteenのCM『コロブチカ(ロシア民謡)』(EZ-TONE)



■掲示板上で紹介された鍵盤ハーモニカ関連記事

『musee vol.30』野村誠氏のインタビュー
『キーボードマガジン2001年8月号』ピアニカ前田氏のインタビュー
『キーボードマガジン1999年8月号』KANKAWA氏のインタビュー、SUZUKI Melodion Pro v1楽器紹介
『キーボードマガジン1990年6月号』KORG Pepeの写真と簡単な紹介
『Jazz Life 1992年12月号』KORG Pepeの写真掲載
『サウンド&レコーディングマガジン2002年7月号』Damon Albarn氏のアルバム制作に関する記事
『教育音楽・小学版2002年12月号』特集記事"鍵盤ハーモニカ指導 ちょっとしたヒント大公開"掲載
『サウンド&レコーディングマガジン3月号』椎名林檎女史のアルバム制作に関する記事
『キーボードマガジン2003年4月号』椎名林檎女史のインタビュー(複数の鍵盤ハーモニカを使用)
『教育音楽・小学版2003年3月号』はじめにきよしワークショップに関する記事
『教育音楽・中学高校版2003年3月号』はじめにきよしワークショップに関する記事(小学版と同内容)
『キーボードマガジン2003年9月号』ケンハモナイト・ライヴレポート
『2003/8/31付朝日新聞朝刊(関西版)』鍵盤ハーモニカ特集 *内容未確認



■掲示板上で紹介されたその他の情報

・「メロディカ」という楽器は1772年にシュタインという人によって作られていたらしい。但しこれは鍵ハモではなく、パイプオルガンと鍵盤式弦楽器が合体したものだった。(『チェンバロ・フォルテピアノ(渡邊順生著・東京書籍)』より)

・Accordinaができたのは1938年で、Claviettaからインスピレーションを受けて作られた。しかしながらあまり注目されず、1995年の復刻まではほとんど忘れられていた存在だった。(『ナゾの楽器アコルディーナ/ フランシス・ジョーバン』CDライナーノーツより)

・当サイトの掲示板は自分の書き込みならば自分で修正・削除ができる(掲示板一番下の「管理者メニュー」をパスワードを入れずにクリックすることで修正・削除するためのページにアクセスできます)。

・鍵盤ハーモニカが関係していればどんなライヴ・コンサートでも結構ですし、自薦他薦も問いません。当サイト掲示板にどしどし書き込んでください。



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